昨日は友人ご夫妻と、以前から約束していた波を彫らせては天下一、波の伊八の異名で知られた彼の欄間彫刻などがあるいすみ市の飯縄寺(いいずなでら)、行元寺(ぎょうがんじ)を訪ねてきました。
特に行元寺の歴史等はすばらしく昨日は運良く土曜日でしたので本堂に案内していただき30分ほどお話を聞くことが出来て大変勉強になりました。
1700年代の豪華絢爛な幻の名工徳川家御用彫師高松又八の世界や葛飾北斎が共に絵を学んだ仲間の五楽院等随の杉戸絵(土岐の鷹)を見にこの地の当寺を訪ねた折に客間の欄間に彫られてある初代伊八の「波に宝珠」を見て感銘、そののちに浮世絵「富嶽三十六景神奈川沖波裏」にそっくりの波が出て来ますがこの伊八の彫った欄間の波が影響を与えたと言われています。
行元寺内は立ち入り禁止、撮影禁止で写真は撮れませんが但し土日祭日に限り本堂や客間が公開されますので幻の名工高松又八の豪華絢爛な本堂や伊八作の欄間「波に宝珠」、等随作の杉戸絵(土岐の鷹)などを拝見する事が出来ます。
また資料として公開しています本物の神奈川沖波裏も含めて多数浮世絵もありますのでお薦めのスポットです!!John
写真は全て飯縄寺です!!写真右下は初代伊八の「波と龍」銘があります。