昨日、御宿のM師匠ご夫妻が自宅の裏山の竹林から朝掘して来たからと筍を持って訪ねてこられました。
今年は寒い日が続いて筍の成長が遅れていますのでおそらくご自身もまだ食べておられないのではと恐縮いたしております。
袋には掘ったばかりの土のついた筍が数本入っておりそれに筍を茹でる時に必要な糠とそれに山椒の葉が添えてありました。
それを知ったおばあちゃんは人に物を差し上げる時の気配りがいつもすごい方達ですねと話していました、私達も見習わなければと思いますがなかなかできません。
新鮮な筍をせっかく差し上げたのに、糠や南蛮が無ければ茹でる準備が出来ないし筍料理に山椒の葉が無ければ味も料理も引き立ちませんねすべて美味しくいただいてもらうための気配りです。
師匠宅ではこの時期に山椒の葉が手に入るのは鉢植えした大きな山椒の木を何鉢か冬の間家に取り込んで育てているのだそうですそうでなければ今の時期の筍料理には間に合わないのです、先日私がいつも採っている場所に行って見てきたのですが山椒の芽が開くのはまだまだ先きのようでした。
さっそく夕食でいただきましたご馳走様でした、昨日は筍を焼きそれを山椒味噌田楽でそれに初かつおとはいかず朝揚がった地魚の生バチマグロで一杯やり最後は筍御飯と筍汁でしめました。John